フェラーリは1947年、アルファ・ロメオのレーシングドライバーであったエンツォ・フェラーリにより設立されました。
アルファ・ロメオのレース運営をする会社として設立されたフェラーリですが、やがて自社のレーシングカーを開発するようになり、アルファ・ロメオ社のレース撤退と共にその資産を受け継ぎました。

フェラーリは発売当初、旧モデルとなったレーシングカーをロードカーとして仕立て上げ、貴族や富豪に販売していました。
250シリーズで初めて市販車製造を開始したフェラーリですが、初代は「熱い」、「うるさい」、「乗り心地が悪い」、「故障が多い」など、不評も多くありました。
後に、イタリア最大の自動車メーカーであるフィアット社の傘下に入って、ある程度の品質向上ができたものの、重心が上がり限界速度での運転が難しくなり、「跳ね馬」ならぬ「じゃじゃ馬」と呼ばれていました。
1969年、フィアット社がフェラーリの市販車部門を支配した結果、比較的安価な量産スポーツカーとして308シリーズが生まれました。308シリーズはフェラーリ史上最大のヒットを記録し、そのエンジンはランチアのレーシングマシンにも使用されました。
その後、フェラーリは328、348と発展し、それらの車種は自動車メーカーとしてのフェラーリの屋台骨を支え、現在のF430にも連なるV8フェラーリの系譜となりました。

「跳ね馬」の愛称を持つフェラーリですが、その「跳ね馬」はイタリア空軍スクーデリア91a部隊のエンブレムでした。
エンツォ・フェラーリは、この部隊に所属していた撃墜王、故フランチェスコ・バラッカ少佐の母から使用の許可を得て、フェラーリの紋章としました。